2014/12/17
奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大、学長:小笠原直毅)は、平成25年度に文部科学省の「研究大学強化促進事業」の支援対象機関に採択されました。 国際的な存在感を高めるための戦略的国際共同研究ネットワーク形成プログラムを展開しており、その一つとして、今回、国際拠点「国際共同研究室」を設けま した。
情報材料科学の研究で知られるフランス・ポールサバチエ大学国立科学研究センターCEMES(材料精緻化・構造研究センター)と提 携し、海外研究拠点となる「国際共同研究室」を設置しました。次世代の情報通信を担う分子レベルの情報材料分野について、共同研究や情報交換などにより世 界水準の研究力向上を目指します。海外の大学に研究室レベルの教職員を常駐派遣する形で交流して拠点づくりを進め、双方向にネットワークを広げる取り組み を推進します。
また、ロボット工学などコンピューターサイエンスの研究で著名なアメリカ・カーネギーメロン大学の「国際共同研究室」を本 学に設け、ロボット工学の世界的権威、金出武雄教授ら指導教員を招へいします。生命科学など他分野との連携を積極的に行い、生活の質の向上に関連する分野 の研究を推進します。
国際共同研究室
1.海外研究拠点整備プロジェクト
①フランスのポールサバチエ大学 国立科学研究センターCEMESに設置
②研究室人員:奈良先端大 15名(特任助教常駐)、CEMES 3名
③研究室名:NAIST - CEMES International Collaborative Laboratory for Supraphotoactive Systems
④研究目的:次世代の情報通信の担い手とされる分子メモリーや情報素子材料に関するポールサバチエ大学の研究や、超高感度電子応答分子など本学の研究をもとに共同研究体制を構築し、革新的な分子情報材料科学の世界的な拠点にする。
2.国際共同研究室整備プロジェクト
①アメリカ カーネギーメロン大学より招へいし、本学内に設置
②研究室人員:奈良先端大5名、(専任の特任助教を配置)、カーネギーメロン大 教授を含め6名
③研究室名:NAIST International Collaborative Laboratory for Robotics Vison
④研究目的:コンピュータビジョンなど画像処理技術を中心に生命科学や材料科学など他分野との連携を進め、生活の質(QOL)向上に関連する研究を進める。
ポールサバチエ大学:1229年に創立された伝統ある大学。本学とは2007年に学術交流協定を締結し、これまで研究者や留学生44人を受け入れるとともに、本学から29人を派遣している。両大学で単位を取得できるダブルディグリー協定を結んでいる。
カーネギーメロン大学:ペンシルベニア州ピッツバーグにあり、1912年に設立された。米国のコンピューターサイエンスを先導してきた実績で知られる。ロボット研究所所長で今回招へいされる金出武雄教授は、コンピュータビジョンなどの世界的権威。
つきましては、下記のとおり記者発表を行いますので、是非ともご出席くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、取材にお越しいただける場合には、事前に下記の問い合わせ先までご連絡いただきますようお願いいたします。
記
[日時] 平成26年12月19日(金) 13:30~15:00
[場所] 奈良先端科学技術大学院大学 事務局棟2階 大会議室
奈良県生駒市高山町8916-5 (けいはんな学研都市)
*アクセスについては、http://www.naist.jp/をご覧ください。
[出席者]
奈良先端科学技術大学院大学 学長 小笠原直毅
理事・副学長 横矢直和
情報科学研究科研究科長 小笠原司
物質創成科学研究科教授 河合壯
先端科学技術研究推進センター国際共同研究室
特任准教授 三宅雅人
カーネギーメロン大学 U. A. and Helen Whitaker Professor 金出武雄
Research Scientist Dr. Laszlo JENI
[お問い合わせ先]
○国際共同研究室に関すること
奈良先端科大 先端科学技術研究推進センター
国際共同研究室 特任准教授URA 三宅雅人
Tel:0743-72-5628 Fax:0743-72-5194 E-mail:mmiyake@rsc.naist.jp
○取材に関すること
奈良先端大 企画総務課 広報渉外係 小西健
TEL:0743-72-5026 FAX:0743-72-5011 E-mail:s-kikaku@ad.naist.jp