2016/03/31
【概要】
平成28年3月30日(水)、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST、奈良県生駒市、学長:小笠原直毅)と国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市、学長:日比谷潤子)は、グローバル人材の育成等を推進するため、連携・協力の推進に関する基本協定を締結しました。
今回の協定は、グローバル人材の育成において、NAISTの最先端の科学技術研究に基づく教育とICUの国際的評価の高いリベラルアーツ教育を相互に活用することで、NAIST及びICUの教育研究の一層の発展に資することを目的としています。
NAISTとICUは、平成23年2月以降、双方の教員の訪問・会談、ICU教員によるNAISTでの講義、インターネットを介した講義や公聴会の相互の聴講等を経て、連携の構想を練ってきており、今後は、双方の講義を利用したカリキュラム設計、インターンシップなどによる学生交流等の教育連携、シンポジウムやワークショップの共同開催、さらには共同研究やそれに基づく教育への発展等が期待されます。
■協定内容
(1)大学のグローバル化の推進に関すること
(2)学生の教育、研究に関すること
(3)教員の相互交流に関すること
(4)学術研究に関すること
(5)大学の施設・設備の相互利用に関すること
(6)その他NAIST及びICUが必要と認める事項
【協定締結に関する各大学長からのコメント】
○奈良先端科学技術大学院大学 小笠原学長
「本学はiPS細胞の開発や花を咲かせる植物ホルモン「フロリゲン」の実態を解明するなど最先端の科学技術が萌芽した土壌を有しており、実績あるICUのリベラルアーツ教育と本学の先駆的な大学院教育プログラムとが本協定を通じて融合することにより、学生に専門分野を超えた幅広い視点を与えることが可能となります。ICUとの連携を通じ、世界と未来の問題解決を担う人材の養成を加速させ、先端科学技術研究の新たな展開を先導する国際的な教育研究拠点としての地位を確立して参ります。」
○国際基督教大学 日比谷学長
「NAISTと本学は共に『世界と未来の問題解決を担う』グローバルな高等教育機関を目指しています。このたびの協定により、これまで5年間続いた交流が、さらに加速されます。本学のリベラルアーツにより、幅広い知識に裏打ちされた創造的な発想を得た学生が、NAISTにおいて最先端の科学技術研究を深め、よりよい社会の発展に力を尽くす地球市民となることを期待します。」
【本件に関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学企画総務課広報渉外係 小西 健
TEL:0743-72-5026 FAX:0743-72-5011 E-mail:s-kikaku@ad.naist.jp
国際基督教大学パブリックリレーションズ・オフィス 橋本 明子
TEL:0422-33-3040 FAX:0422-33-3764 E-mail:pro@icu.ac.jp