2018/07/06
奈良先端科学技術大学院大学ソーシャル・コンピューティング研究室と大阪国際がんセンターでは、がん患者の認知能力に及ぼすがん治療の影響を、話し言葉に対する自然言語処理技術を用いた自動解析により評価する取り組みを開始しました。本研究は日本で初めての取り組みとして実施します。
認知症はがん患者においても大きな問題とされ、がん患者の認知機能はがん治療中の治療選択や、治療後の社会参加、治療の継続、リスクコミュニケーションなどにも大きく影響します。本研究では、話し言葉からの測定というがん患者にとって負担の少ない方法で、がんの発症や治療が話し言葉にどのような影響を与えているかを評価します。
対象者は、当センターを受診するがん患者(20歳以上)さんです。当センターの診察券をお持ちの20歳以上の方で本人同意があれば測定可能で、主たる対象は化学療法や放射線療法を実施中のがん患者さんですが、手術治療を含め、すでに治療を受けた方やがん患者でない方も測定は可能です。
なお、記者会見の日時及び場所等は下記のとおりです。認知能力の測定アプリケーションである「言秤」(ことばかり)のデモンストレーションも行います。
記
- 日 時 平成30年7月10日(火曜日)午後2時から(受付開始は午後1時30分から)
- 場 所 大阪国際がんセンター 1階ホール
- 参加者
1)大阪国際がんセンター 総長 松浦成昭
2) がん対策センター所長 宮代 勲
3) がん対策センター政策情報部リーダー 佐藤 亮
4)奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 特任准教授 荒牧 英治
5)諏訪東京理科大学 工学部 情報応用工学科 講師 宮部 真衣
-
その他
・本件の解禁は7月10日(火曜日)の記者会見終了後とします。
・テレビカメラの配置場所は、当日の受付での先着順とさせて頂きます。
・当日、会場では、音声ラインのご用意は出来ません。
・一般の方は取材できません。
<連絡先>
地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター
事務局 河村、岡村
お問い合わせ先:06-6945-1181(内線5121)
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
企画・教育部 企画総務課 広報渉外係 福本
お問い合わせ先:0743-72-5026