初期費用
- 住居にかかる初期費用については、どこに住むか、どれくらい家具・家電を揃えるかによって変わります。
通常は≪部屋を借りる費用 + 引越代 + 家具・電化製品購入費≫で20万円~40万円程かかります。 - 正規留学生(博士前期課程・後期課程)の場合、本学のキャンパス内にある学生宿舎に優先的に入居することができます。学生宿舎には家具が備え付けられていますので、初期費用は抑えられます。また、家賃も単身用で月額約1万円と格安です。ただ、寝具やキッチン用品、電化製品等、必要なものは各自で購入してください。
学生宿舎についての詳細は、「留学生ハンドブック」を参照してください。
生活費(月額)
日本の物価は高いと感じる方もいますが、本学(奈良県)では比較的生活費が抑えられます。各個人の生活スタイルによって金額は変わってきますが、以下は滞在中に月々どれくらいの生活費がかかるのか、一般的な指標となりますので、参考にしてみてください。
- 食費:2万~3万円(自炊する場合)
外食する場合、大体一食1,200円程(昼食)、1,500円~2,500円程(夕食)かかります
大学内の食堂には低価格なメニューもあります - 光熱水費:1万円(真冬や真夏はもう少し上がります)
- 消耗品:2,000円~4,000円
- 家賃(ワンルーム):
学生宿舎 1万円
公団住宅 4万~6万円
民間住宅 3万円~6万円 - 携帯電話月額利用料金:2,000円~8,000円
日本の住宅事情
諸外国と違って、日本ではシェアハウスはまだ一般的ではなく、家主はアパートで複数人が共同生活することに対して消極的です。そのため、学生宿舎に入らない学生のほとんどが実家や一人暮らしです。民間の賃貸住宅を契約するときは、敷金(家賃1~3カ月分)・礼金(家賃1~3カ月分)・不動産会社への仲介手数料(家賃1カ月分)がかかり、さらに契約何年かごとに更新料(家賃1カ月分)がかかるのが一般的です。礼金は返却されませんが、敷金は退去時に返却されます。ただ、部屋に汚れや傷があった場合は敷金から差し引かれます。敷金・礼金は金額を交渉できる場合や、もともと設定されていない物件もありますので、不動産業者に条件を確認してください。
住居について
留学生および外国人研究者の住居に関しては、主に学内の学生宿舎や職員宿舎、学外の公団(UR)住宅、民間住宅の3種類です。
大学の敷地内に設立された学生宿舎と職員宿舎が最も安価で便利ですが、部屋数に限りがあります。基本的に正規留学生(博士前期課程・後期課程)は学生宿舎に入居可能です。同じくキャンパス内に短期滞在者向けのゲストハウスせんたんという宿泊施設もあり、家具付きのシングル・ツインの部屋が利用できます。(外国人研究者も利用可。)また、本学正規雇用者は職員宿舎に入居可能です。エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの電化製品や家具は備え付けられていないため、必要なものがあれば各自で購入してください。
学外の賃貸住宅としては、公団(UR)住宅と民間住宅があります。公団(UR)住宅は都市再生機構が提供している賃貸住宅です。本学在籍の教職員・学生には仲介手数料や敷金、礼金、保証人が不要なので、初期費用が抑えられます。さらに入居後は1年ごとに契約が自動更新され、更新料がかかりません。公団(UR)住宅のデメリットは、アクセスの悪さと物件の築年数の古さ(駅から遠い、エレベーターがない等)です。
日本で民間住宅を借りる際は長期契約が一般的で、保証人(保証会社)が必要となるケースが多いです。また、賃料以外に仲介手数料、敷金、礼金、家具、家電代等と初期費用がかさみます。数は多くないですが、奈良にも家具付きのウィークリー/マンスリーマンションや、一軒家の一室を個室としてその他住居スペースを共同使用するシェアハウスが存在しますので、インターネット等を通じて探してみてください。