講座日程等

2024年10月5日(土)

13:45~15:00

「情報インフラの暗い未来 AI/BCと食料、2択ならどうする?」

情報科学領域 コンピューティング・アーキテクチャ研究室
教授 中島 康彦(なかしま やすひこ)

AIの機能的な負の側面に関しては、様々なメディアが取り上げています。しかし、環境負荷に関する報道はほとんどありません。本講演では、AIやブロックチェインなどの計算処理に、なぜ大量の電力を消費するのか、解決方法を提案し具体化できる人材が、なぜ居ないのか。居たとして、電力を削減するには、どう考えるのかについて概観します。
15:15~16:30

「対話型AIは言語・社会を変えるか」

情報科学領域 自然言語処理学研究室
教授 渡辺 太郎(わたなべ たろう)

対話型AIはユーザの様々な質問に答えることができ、検索や機械翻訳、自動要約といった既存のアプリケーションを超えた、多様なサービスを実現しています。この講座では、基盤技術について解説し、今後、言語および社会へどのような影響をもたらすのか議論します。

2024年10月12日(土)

13:45~15:00

「すべての人々に向けた言語技術: AIで繋がる世界」

情報科学領域 ヒューマンAIインタラクション研究室
教授 サクティ サクリアニ ワティアスリ

言語は人々を繋ぎ、情報交換において重要ですが、言語の壁は多くの人々の効果的なコミュニケーションを妨げています。本研究は、AIを通じて世界を繋ぎ、言語や文化に関係なくすべての人が利用できるAI言語技術を開発することを目指しています。 このようなAIを構築するための現在の成功と残っている課題について議論します。

15:15~16:30

「脳を数学的に解き明かす」

情報科学領域 計算行動神経科学研究室
特任准教授 田中 沙織(たなか さおり)

脳というブラックボックスの仕組みを数学的にとらえることで、行動がどのように脳から導き出されるのか、また病気などでどのような変化が生じるのかを定量的に調べることが可能となります。今回は意思決定に関わる脳の数学的モデルと、実験による検証方法について紹介します。

2024年10月19日(土)

13:45~15:00

「乗員のための自動運転技術」

情報科学領域 ヒューマンロボティクス研究室
教授 和田 隆広(わだ たかひろ)

自動運転技術には、過疎地における高齢者などの移動手段確保、物流業界におけるドライバ不足解消などの点から期待が寄せられています。しかし乗員の視点から見ると、色々な課題が存在します。本来運転から解放されるはずのドライバに、様々な役割が課されることがあります。また、コンピュータの運転をどの程度信用できるでしょうか?本講座では乗員視点から自動運転技術を眺めます。

15:15~16:30

「さあはじめよう、食・農データサイエンス: AIで見えてくる食品像!」

情報科学領域 計算システムズ生物学研究室
教授 金谷 重彦(かなや しげひこ)

データサイエンス並びにDX、RX、AIがトレンドとなっている昨今、「これらを活用し、研究を更に発展させるにはどうすればよいか?」データサイエンスの発想並びに具体的進め方について、缶コーヒーの香気成分の分析例などを紹介します。なお、データサイエンスからみえてくる缶コーヒーの製造戦略についても考察。更には、様々な例を楽しみながら、データサイエンスの進め方、R言語をもとにプログラミング例についても紹介します。