物質創成科学領域 ナノ高分子材料研究所(網代研)Chanthaset Nalinthip助教
本研究費は主に実験機器や器具の購入に使いました。もっとも重要な機器は、金属を加工する特注のパンチャーです。それからパンチャーの反応を制御するためのコントローラーも購入させていただきました。 その他にもライト、金型、オンライン会議用の機器等も揃えることができました。 これらは私が指導をしている博士後期課程の学生の研究の進展にも貢献しました。
この研究費はフレキシブルに使うことできたのがよかったです。
コロナ禍のために複数の研究計画の変更を余儀なくされましたが、科研費や他の研究費よりもずいぶん自由に使うことができたので助かりました。
例えば参加予定だった学会がオンサイトではなくオンライン開催になったとき、必要な機器を揃えられなかったら、学会に参加することさえできません。
使用用途が限定されておらず、また、変更も自由でとても助かりました。
可能なら、支援期間がもうすこし長いともっとよいと思います。
今回は、私と一緒に仕事をした博士後期課程の学生が一生懸命に研究に取り組んだこともあって、2年で論文を公刊するまでの成果を出すことができましたが、まとまった成果を出すには時間がかかる場合もあると思うからです。
(令和3年7月)