バイオサイエンス研究科 分子医学細胞生物学(末次研) 塙 京子 助教
科研費など外部資金を獲得するための申請書は、研究目的と計画に沿った費用を申請しており、そこに書かれていない事に使用することは出来ません。しかし、研究を進めていく上では往々にして不測の事態が起こります。例えば私がそうであったように、想定しなかったことを見い出した結果、今まで行ったことのない実験系での検証が必要だったり、配電や水道管が壊れたり・・・。このような時に、用途を限定されず自由に使える研究費を援助いただけることは、女性・男性関係なく研究者にとってとても助かることです。
本研究費のおかげで初年度に機器の移管にかかわる諸事をスピーディに進められたので、2015年度以降の新たな外部資金獲得の足場を築くこともできました。研究はこれまでの研究を途切れさせることなく発展させながら、同時に新しい芽も育てながら進めなければいけません。本研究費によってそれが可能になったことを有難く思っています。
(平成28年3月)
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