奈良先端科学技術大学院大学(以下「本学」という。)は、学部を置かない国立の大学院大学として、最先端の研究を推進するとともに、その成果に基づく高度な教育により人材を養成し、もって科学技術の進歩と社会の発展に寄与することを目的としている。また、学長ビジョン2030では「共創(Co-creation)」をキーワードとして、国内外の大学や研究機関との共創による教育研究の高度化を目標の一つとしている。

 本学は、このような大学の目的及び学長ビジョンのもと、以下の基本方針に基づき、先端科学技術分野に係わる研究及び人材養成の高度化を図るとともに、グローバル社会における本学の健全な発展と知的貢献を推進する。

国際連携による先端研究の高度化

 海外の教育研究機関とのネットワークにより、グローバルな視点からの科学技術分野に係わる最先端の問題の探求と解明に取り組み、世界を先導する先端研究を展開する。

グローバル社会で活躍する人材の養成

 海外からの優秀な研究者や留学生との交流を積極的に推進するとともに、国際的に多様な研究者や学生が集うインクルーシブなキャンパス環境において、グローバル社会で活躍する高度な専門性を持った人材を養成する。

グローバル社会への知的貢献

 高度な研究成果の発信と優秀な人材の輩出により、グローバル社会の発展に貢献するとともに、海外とのネットワークの強化を図り、グローバル社会における本学の健全な発展とプレゼンスの向上(Global Visibility)を促進する。