吉田 聡子 (YOSHIDA, Satoko)
教育推進機構 教育連携部門長
教育連携部門は、2018年4月に教育面で教員を支援するために組織された教育推進機構の下、設置されました。教育連携部門では、部門長の下、国際経験豊かな1名のUEA (University Education Administrator)と協働して、海外大学との学術交流協定締結や学生交流、ダブル・ディグリー・プログラム、海外留学、外国人留学生支援、教職員の海外FD研修・海外SD研修、国際共同研究室・海外オフィスの設置など、グローバル化に対応した取り組みを企画、実施しています。
本学の外国人留学生数は2023年4月1日現在306名(43か国)となり、近年、外国人教員・研究員数とともに増加しています。大幅な外国人留学生・教員の増加に伴い、2016年、教育連携部門内に留学生・外国人研究者支援センター(CISS)を設置し、外国人留学生・研究者およびその家族の方の生活支援を行っています。また、海外拠点として、2016年4月にインドネシアボゴールにインドネシアオフィス、2017年3月にタイバンコクにNAISTタイオフィスを開設し、アジアでの広報活動や海外学術協定校との連携に活用しています。
本学は学部を置かない大学院大学の強みを生かして、グローバル人材育成の大学院教育モデルを構築し、国際的に開かれた次世代の大学像を具現化していきます。コロナ禍の制約下で、現地を実際に訪問して学ぶ従来型の留学の重要性は改めて強く認識された一方、オンライン教育も、海外の学生との共修環境を容易に構築できることも認識され、両者の効果的な組み合わせモデルの構築と教育の質のさらなる改善が課題となっています。 今後とも本学の国際教育研究活動をご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。