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ポールサバティエ大学(フランス)が本学を表敬訪問(2023/4/10)

 4月10日(月)、ポールサバティエ大学(Université Toulouse Ⅲ-Paul Sabatier)の Jean-Marc Broto学長、Fabrice Gamboa 国際連携担当副学長と国立科学研究センター(CNRS)Azzedine Bousseksou LCCユニット長が本学を訪問しました。本学からは、塩﨑一裕学長、太田淳理事・副学長、河合壯教授、Gwenael Rapenne教授、Robert King UEAチーフが出迎えました。

 はじめに、塩﨑学長から歓迎の挨拶があり、それに引き続きキングUEAより大学紹介のプレゼンテーションが行われました。その後、学長とBroto学長らの間で人文科学分野を含めた他分野融合研究の重要性や日本とフランスにおける産学連携の現状等さまざまなトピックが話し合われました。

 その後、両学長は、優秀な科学者・技術者の育成と研究交流の促進を目的に本学がポールサバティエ大学に新たに設置する連携研究室協定への署名と、これまで物質創成科学領域で実施していた交流を全領域に広げたダブルディグリープログラムの更新協定書に署名しました。

 表敬後、一行は情報科学領域棟にてヒューマンロボティクス研究室(和田隆広教授)を訪問しました。人間の感覚をロボットに反映し、違和感なく人間とロボットを組み合わせる研究について、自らロボットを操作しながら説明を受けました。

 続いて一行は、バイオサイエンス領域棟を訪問し、別所康全領域長・出村拓教授からデジタルグリーンイノベーションセンターの概要などについて説明を受けました。研究室見学では、ゼブラフィッシュの胚を顕微鏡で観察したり、植物が暗所で発光する様子を見たりすることで、本学の研究現場を実際に見聞されました。

 最後に、一行は、物質創成科学領域棟にてナノ高分子材料研究室(網代広治教授)を訪問しました。網代教授から高分子材料の合成現場や分析装置について説明を受け、熱特性の分析装置や力学強度の測定装置といった研究装置を見学された後、当該研究室に在籍中の2大学間のダブルディグリープログラムに参加している学生と言葉を交わされました。

 本学とポールサバティエ大学は2012年に学術交流協定を締結以来、多くの研究者や学生派遣及び受入の実績がありますが、この度実施された協定更新に伴い、ダブルディグリーについてこれまでの物質創成科学領域のみから全領域に展開しました。今回の変更により、今後ますます交流が盛んになることが期待されます。

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