第3回生駒市図書館北分館での国際交流イベントの実施(2023/6/24)
6月24日に生駒市の北コミュニティセンターISTAはばたきにて、国際交流イベント「第3回留学生と絵本であそぼ」が開催されました。このイベントは、生駒市と本学との間で結ばれた包括連携協定に基づき、生駒市の皆さんと本学がさらに交流を深めていきたいという思いから、留学生と図書館北分館が協力して開催しています。
今回本学から参加したのはアメリカ人留学生のJustin Engelさん、留学生・外国人研究者支援センター(CISS)のキング・ロバートUEAチーフとその家族です。また、16 家族(1歳~8歳のこども26名とその保護者)の一般参加者が集い、絵本読み聞かせやゲームを通して英語に触れ、また、Engelさんとの交流を通してアメリカの国や文化に対する理解を深めました。
はじめに図書館北分館の司会者及びCISSのキング・ロバートUEAチーフが参加者へ挨拶を行い、ウォーミングアップとして恒例の「Head, Shoulders, Knees and Toes」を英語で歌いながら踊りました。
今回の読み聞かせに選ばれた絵本は、「ぼちぼちいこか」です。図書館職員による日本語と、Engelさんによる英語の両言語で読み聞かせが行われ、参加者たちは言語による長さの違いなどを感じながら興味深く聞き入っていました。
読み聞かせが終わると、カバが様々な仕事に挑戦するという絵本の内容に関連して、キングUEAが英語で職業紹介を行いました。子どもたちが職業の名前を英語で言えるようになると、立候補制でカードを引いてもらい、そのカードに描かれている職業をジェスチャーだけで他の参加者たちに当ててもらうゲームを行いました。最初に手を挙げてくれた子どもは少し恥ずかしそうでしたが、前に出て自分が引いたカードに書かれた職業を身振り手振りで上手に表現してくれました。一人目がうまくいくと、他の子どもたちも次々に手を挙げ、合計15種類もの職業をジェスチャーで表現しました。
続いて外国文化紹介のパートに移り、Engelさんがアメリカの国土や食文化について紹介しました。スケール感を伝えるためにスライドを使用して日本と比較しながら説明しました。また、色々な食べ物がアメリカナイズドされて独自の食文化にいきついた話をしました。 その後、世界的に有名な自由の女神から、日本ではあまり知られていない、シカゴの街を映し出す彫刻「クラウドゲート」、別名「ザ・ビーン」まで、アメリカの有名なスポットを紹介し、プレゼンテーションをまとめました。
次に行われたのは「群れを探せ」というゲームです。参加親子が様々な動物の絵が描かれたカードを引き、その動物の鳴き声だけで同じ群れの仲間を見つけるというものです。動物によっては日本語の鳴き声と英語の鳴き声にはかなり違いがあるのですが、会場にはアヒルのガーガーやカエルのケロケロなどの英語版の鳴き声が響き渡りました。全ての仲間が見つかったところで、キングUEAが今度は数名の子どもたちに前に出るよう声をかけて再度「Head, Shoulders, Knees and Toes」を歌って踊り、イベントを締めくくりました。
今回のイベントのように、新しい人に出会い、仲良くなることでその人の背景にある国や文化に興味を持つことが、異文化理解への近道であり、世界に対する自分の見識を広げるチャンスでもあります。第4回目となる次回の図書館イベントは12月に開催予定です。今後も、こうしたイベントを通して地域の皆さんとの交流を深めていきたいと思っています。