1. トップページ
  2. 新着情報
  3. 図書館イベント「本で世界を旅しよう」の実施 (2023/6/4)

新着情報

図書館イベント「本で世界を旅しよう」の実施 (2023/6/4)

230604_11.jpg

 本学の留学生とキングUEAが2023年6月4日に生駒市図書館北分館ISTAはばたきにて開催された「本いっぱい"どきどきわくわく"スペシャルフェスティバル 本で世界を旅しよう」に参加しました。このイベントは、絵本を通して世界の言語や食べ物を地域の子どもたちに紹介するというプログラム内容であり、主催する生駒市こどもの本連絡会からCISSのキングUEAと留学生に出演依頼があったものです。本学からは、Kok Sim Chanさん(マレーシア)、Aruturo Martinez Pegueroさん(メキシコ)、Katja Frischholzさん(ドイツ)、それにJustin Engelさん(アメリカ)がそれぞれの国の代表者として参加しました。また、教育連携部門・CISSのキングUEAチーフは司会と通訳を担当しました。

 はじめに、主催者である生駒市子どもの本連絡会代表の平井 冨久子(ひらい ふくこ)さんよりご挨拶がありました。続いてステージ上に参加留学生の母国の国旗が写し出され留学生が登壇すると、会場の皆さんにそれぞれの母国語で「こんにちは」と挨拶しました。その後キングUEAも本学の代表として登壇し、自己紹介を行いました。

 ステージ上に参加者が揃ったところで、絵本を通して世界を旅するというタイトルの通り、絵本の読み聞かせが始まりました。最初の作品は「うしはどこでもモ~!」(エレン・スラスキー・ワインスティーン作)です。キングUEAがステージ上の留学生に動物の鳴き声を各国ではどう表現するのかを尋ねて回り、留学生が順番に答えました。動物の鳴き声はよく似ているものもあれば、まったく違うものもありましたが、客席の子どもたちはすべての鳴き声を覚えようと楽しんで聞き比べていました。

 次の読み聞かせでは「はらぺこあおむし」(エリック・カール作)が紹介されました。いろいろな食べ物が登場することで有名な絵本で、日本でとても人気があります。関連して、参加者は会場の皆さんに紹介したい自国の食べ物のスライドを見てもらい、その食べ物がどこの国のものかを当ててもらいました。有名な料理やそうでない料理がありましたが、留学生は自身が紹介した料理について説明しました。

 その後イベントを見に来てくださった小紫市長からご挨拶をいただき、イベントは後半に入りました。

 絵本読み聞かせの最後に紹介されたのは「てぶくろ」というウクライナの民話で、日本語とウクライナ語の両方で読み聞かせを行い、参加者たちに異なる言語のリズムを感じてもらいました。ウクライナ語のパートは大阪大学に通うウクライナ人留学生が担当してくれました。

 続いて、土居 安子(どい やすこ)さんによる世界の絵本の紹介と読み聞かせが行われました。土居さんは大阪国際児童文学振興財団の理事・総括専門員であり、児童文学研究者として長年子どもの本と文化を国内・海外に広げてこられた子どもの本のスペシャリストです。

 イベントの締めくくりに、全員で「Around the World (世界一周)」を日本語で合唱しました。今回のイベントは、参加者たちが異文化を学び、世界中の新しい本と出会える貴重な体験となったようです。本学の留学生もステージでの時間を楽しみ、イベントの成功に貢献できたことを喜んでいました。

230604_22.jpg
230604_33.jpg