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新着情報

Templish (テンプリッシュ)の開催(2023/5/28)

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 Templishとは寺(テンプル)と英語(イングリッシュ)をかけた造語です。生駒市にある長弓寺というお寺で、小学生を対象に毎月1回、季節ごとの行事を楽しみながら英語に親しむ形式で活動が行われています。本学の留学生もボランティアとしてほぼ毎月Templishに参加し、子供たちや地域住民との交流を深めるとともに、コミュニケーションの手段として英語を使う機会を提供しています。今回そういったご縁から、TemplishよりCISS共催で何かイベントができないかとキングUEAにお声がけがあり、5月の活動は本学でキングUEAが企画した宝探しゲームとバーベキューが行われることになりました。

 当日は、Templishに参加したことのあるメンバーから32名の地域住民と8名の本学留学生、1名の本学教員とその家族、さらに7名の学内宿舎在住の小学生が参加してくれました。イベントの幕開けは、子供たちを対象とした宝探しゲーム「スカベンジャーハント」です。学内のいたるところに隠された宝物を探すゲームで、今回の宝物は本学のマスコットキャラクターであるNASURAのシールです。子供たちは6つのグループに分かれ、それぞれのグループに、学内宿舎在住でキャンパス内の事情をよく知る子供たち1名と留学生が1名ずつ加わりました。ガイドの役割も担っている留学生がシールのありかが書かれたヒントを読み上げると、子供たちはすぐに思い当たる場所へと走り出しました。1時間もすると、すべてのチームが全6種類のシールを収集し、学内の集合場所に戻ってきました。

 子供たちが宝探しに奔走している間、大人たちはバーベキューの準備を進めました。日本人参加者たちは、肉、焼きそばやホットドッグなど、バーベキュー定番の食材を調理してくれました。今回参加してくれた教員や学生の多くはイスラム教徒であるため、ハラル専用のバーベキューコンロも準備しました。本学にはイスラム教徒の学生や教員が多数在籍していることからコミュニティも充実しており、食材の調達や調理を担当してくれた本学教員の協力を得て、様々なハラルフードが参加者に振る舞われました。同じくイスラム教徒のインドネシア人留学生は、母国の郷土料理として、ピーナッツソースをつけて食べる日本の焼き鳥に似たサテという料理を披露してくれました。日本人にとってハラルフードはあまりなじみのないものなので、バーベキューを通して実際に体験できたことは、ハラルや外国の食文化を学ぶとてもいい機会になったというお声をいただきました。

 今回のイベントは、本学宿舎在住の子供たちが地域住民との触れ合いを楽しみ、一方で地域住民にとっても、本学留学生や教員の文化や生活について理解を深める貴重な時間となったようです。今後も様々な形でNAISTコミュニティと地域住民との交流を深められる機会を創出していきたいと思います。また、食材の準備や調理を快く引き受け、日本人参加者に自国の文化を説明する等、意欲的に動いてくれた留学生、本学教員とそのご家族に対しても感謝の気持ちでいっぱいです。

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