日本留学海外拠点連携推進事業(ロシア・CIS地域)主催 オンラインIT留学フェア(於ロシア連邦)に参加 (2021/02/27)
2月27日、文部科学省委託事業「日本留学海外拠点連携推進事業(ロシア・CIS拠点)」による、IT分野に特化したオンライン留学フェアが北海道大学主催により開催されました。教育連携部門では、ロシア出身のIgor Zavialovさん(数理情報学研究室、博士後期課程1年)及びNikolay Popovさん(計算神経科学研究室、博士前期課程1年)の協力を得て、ロシアの学生を対象とした留学フェアに初めて参加しました。Zoomウェビナーでのプレゼンテーションのほか、本学独自の相談ブースを設置して、参加者からの質問・相談に応えました。
前半のZoomウェビナーには本学の学術交流協定校であるサンクトペテルブルク工科大学のほか、バウマン記念モスクワ国立工科大学、サンクトペテルブルクITMO大学、ノボシビルスク工科大学等、ロシア国内の有名理工系大学から約150名の学生が参加しました。北海道大学ロシアモスクワオフィスの留学コーディネーターによる日本留学概要の説明に続き、本学からは、本学で修士号を取得し博士後期課程に進学したIgorさんが、情報科学領域を中心に本学の説明やキャンパスライフを説明しました。
後半の相談ブースには9名が参加し、非常に活発な意見交換が行われました。特に、日本政府(文部科学省)奨学金制度に関して、試験・選考のプロセスや、どのタイミングで日本の大学の研究室や指導教員に連絡を取るべきか等、具体的な質問が寄せられ、先輩学生であるIgorさんとNikolayさんが自らの経験に基づき的確にアドバイスを行っていました。また、ソフトウェア工学やメディア情報学の研究室について、さらには航空工学でのプログラミング言語について等、具体的な研究内容に関する質問も見られ、ロシアの学生の理工系大学院への進学意欲の高さが伺えました。
今回のオンラインIT留学フェアへの参加を契機に、理工系教育の伝統あるロシア出身の優秀な学生の増加に向け、多様な留学生募集活動を展開していきたいと考えています。
情報領域の説明を行うIgorさん | 相談ブースの様子 |