1. トップページ
  2. 新着情報
  3. 台北駐日経済文化代表処科学技術担当顧問が本学を表敬訪問(2021/12/09)

新着情報

台北駐日経済文化代表処科学技術担当顧問が本学を表敬訪問(2021/12/09)

 12月9日(木)、台北駐日経済文化代表処科学技術担当顧問のYu-Han Tsou(鄒幼涵)博士、同科学技術部Yueh-Jung Wu(呉悦榮)課長、台北駐大阪経済文化弁事処文化教育部Yu-Jou Lin(林育柔)文化教育課長が本学を訪問しました。Tsou博士が本学を公式に訪問するのは7月に続き、2度目となります。本学からは塩﨑一裕学長、太田淳理事・副学長、小笠原司理事・副学長、渡邉五郎理事・事務局長、嶋本雅子国際展開マネージャー(教育連携部門)が出迎えました。

 はじめに、塩﨑学長から歓迎の挨拶があり、それを受けてTsou博士より、11月に台湾科学技術部(MOST)が主催した日台シンポジウム「Foresight Advanced Materials for Biotechnology and Precision Health and Medicine with AI」における塩﨑学長の挨拶及び太田理事の基調講演に対して感謝の意が述べられました。さらに台湾の科学技術政策や優先研究課題について説明があり、台湾と日本が直面する共通の社会課題に向けた科学技術協力及び国際的な産学連携の必要性を強調しました。また、産業に直結する課題をはじめとして、より具体的なテーマでの日台シンポジウムを本学と協働で開催したいとの提案がありました。

 表敬後、一行は、物質創成科学領域棟内のクリーンルーム・共通設備施設を見学し、本学の研究機器や設備について説明を受けました。次に、ストレス微生物科学研究室(髙木博史教授)を訪問し、髙木教授より同研究室が企業と共同開発した酵母を用いて醸造・商品化した泡盛について説明を受け、活発な意見交換が行われるなど大いに盛り上がりました。その後、ユビキタスコンピューティング研究室(安本慶一教授)が所有するスマートホーム施設を訪問、見学し、安本教授と三崎慎也さん(D2)よりホームに取り付けられたセンサーから得たデータを分析し、家の中での住人の行動をリアルタイムで認識する生活行動認識・予測システムの研究について説明を受けました。最後に、立花巧樹さん(M2)がゴミ拾い行動の可視化によるポイ捨てごみの種別・位置認識システムについて、田中智基さん(D1)が災害時の最適な避難所誘導についてデモを行うなど同研究室が取り組んでいるスマートシティ実現に向けた研究について説明を受けました。一行は、本学の学生の高度な研究内容とその成果に大変感銘を受け、台湾が実施している学生インターンシッププログラムに是非参加してほしいと呼びかけていました。今回、紹介された本学の研究は、社会課題の解決に向けた国際的な産学連携の推進に取り組んでいるTsou博士らの関心に合致しており、大変満足されている様子でした。

 今般の訪問を機に、本学と台湾の研究機関の間で更なる教育研究連携の強化が期待されています。

IMG_0020.jpeg
表敬訪問の様子

IMG_0149.jpeg
記念撮影

IMG_0161.jpeg
ストレス微生物科学研究室紹介
左から太田理事・副学長、髙木教授、Wu課長、Tsou博士、Lin課長

IMG_0170.jpeg
スマートホームを紹介する安本教授