駐日イスラエル大使が本学を表敬訪問(2022/6/8)
6月8日(水)、Gilad Cohen駐日イスラエル大使ご一行が本学を訪問しました。本学からは塩﨑一裕学長、太田淳理事・副学長、嶋本雅子国際展開マネージャー(教育連携部門)が出迎えました。
はじめに、塩﨑学長から歓迎の挨拶があり、それに引き続き嶋本UEAより大学紹介が行われました。Cohen大使からはイスラエルが国を挙げてイノベーション創出に力を入れ、産学連携にも積極的であることが述べられました。日本の学術機関との関係強化も目指しており、本学がイスラエルの学術機関と協定を結ぶ場合は、大使館で協力を惜しまないとの申し出もありました。塩﨑学長からは自身が過去にイスラエル科学財団の審査委員を務めた経験から、イスラエルの科学技術力を高く評価しており、今後の同国との関係強化に期待したい旨が述べられました。
表敬後、一行は本学の研究室を訪問しました。まず、情報科学領域の井上美智子教授兼同領域長(ディペンダブルシステム学研究室)とオンラインで参加した大下福仁客員教授(元同研究室准教授、現福井工業大学教授兼本学客員教授)が情報科学領域長室にて一行を迎え、大下客員教授が研究代表者を務めたJSTの日本―イスラエル国際共同研究「レジリエントな社会のための ICT」についてプレゼンテーションが行われました。同プロジェクトは本学を含めた国内5大学とベン=グリオン大学との共同研究で、被災地域等での低機能ロボットの安定的作業を実現するためのもので、プレゼン後は活発な質疑応答が行われました。
続いて一行は物質創成科学領域の有機エレクトロニクス研究室を訪問し、中村雅一教授が出迎えました。中村教授は過去にイスラエルのテルアビブ大学等と共同研究を行った縁もあり、大使らに研究室内を案内しつつ、有機エレクトロニクス研究とそれにより実現されるフレキシブルデバイスについて説明や有機半導体デバイス作製装置や様々なオリジナル評価装置等の実験設備の紹介を行いました。大使ら一行も研究内容に関心を示し、今後の同国との共同研究の可能性に期待を寄せていました。
今般の訪問を機に、本学とイスラエルの間で更なる教育研究連携の強化が期待されています。